自費診療

男性型脱毛症(AGA)治療薬

男性型脱毛症(AGA)は、思春期以降に始まり、年齢とともに徐々に進行します。AGAでは5-α還元酵素の働きにより作られたジヒドロテストステロン(DHT)が毛根部の細胞に働き薄毛になります。5-α還元酵素にはT型とU型があり、U型は頭頂部と前頭部生え際に多く分布しているため、U型5-α還元酵素がAGAを進行させると考えられています。フィナステリドはU型5-α還元酵素の作用を阻害し、デュタステリドはT型とU型両方の作用を阻害しAGAに対して効果を発揮します。どちらの薬剤も保険が使えないので診察料、薬剤料などAGAに関わる診療の全てが自費になります。現在の料金は以下の通りです。もし何か検査が必要になればその検査料も自費になり別途料金が必要になります。
〈料金〉税込み価格です
診察料 1400円
デュタステリド0.5mg 30日分 6000円
フィナステリド1mg 28日分 5600円
(例)当院を受診して検査の必要なくデュタステリド 30日分を処方されたときは、1400円+6000円=7400円が総額料金となります。
〈注意事項〉
・今後、料金は改定されることがあります。
・処方に際して診察は必ず必要です。
・対象者は20歳以上の男性のみです。
・当院で長期内服して問題なければ、1回の受診で最大3か月分まで処方が可能です。この3か月とはデュタステリドなら90日、フィナステリドなら84日のことです。

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹予防のためのワクチンに、水痘生ワクチン(ビケン)と不活化ワクチン(シングリックス)の2種類があります。どちらも50歳以上の方を対象としたワクチンです。お住いの市町村によっては補助が受けられます。

◎水痘生ワクチン(ビケン)
帯状疱疹予防効果は、50〜60代の方では60〜70%くらいありますが、高齢になるほど有効率が低くなり、70代では40%、80代では20%くらいの有効率といわれています。この効果は接種後時間経過とともに徐々に落ちるため、5〜7年ごとの摂取が望ましいといわれています。免疫抑制剤投与中の方は接種できません。
【投与方法】皮下注射1回です。
【副反応】主な副反応は注射部位の局所症状で、50%くらいの方に注射部位の発赤・掻痒感・熱感・腫脹・疼痛などの症状がみられます。
【値段】8,000円(焼津市在住の方は5,000円、藤枝市在住の方は3,000円の補助あり)

◎不活化ワクチン(シングリックス)
帯状疱疹予防効果は50歳以上で97.2%、70歳以上でも91.3%と高い有効性があります。この効果は長期間持続し、接種後10年を経過してもまだ効果があるようです。
【投与方法】筋肉内注射を2か月の間をあけて2回打ちます。
【副反応】副反応の発現率は高く、注射部位の疼痛・発赤・腫脹など注射部位局所の反応が約80%の方にみられます。これとは別に筋肉痛、疲労感、頭痛、悪寒などの全身性の副反応が20〜40%の方にみられます。接種者全体のうち4%くらいの方に日常生活に支障をきたす程度の強い副反応がみられるようです。これらの副反応は3日程度で治まるようです。
【値段】1回あたり22,000円を2回打ちますので合計44,000円です。
(焼津市在住の方は10,000円、藤枝市在住の方は3,000円の補助あり)

どちらのワクチンにするか、以下を参考にご自身でお選びください
水痘生ワクチンは値段が安い、副反応が少ない、接種回数が1回でよいという利点がありますが、効果が弱く特に高齢の方にはあまり効果が期待できないという欠点があります。不活化ワクチンはその逆です。これらのことから、50〜60歳台前半までの方は生ワクチンが、60歳代後半以降の方は不活化ワクチンがいいのではないかという意見もあります。
接種を希望される方はどちらのワクチンにするか決めてから当院受付または下記のお電話で予約をお取りください。
電話054-625-7225 よしなり皮膚科医院